一例ですが、終活に必要な下記の項目ごとに進めていきます。
【終活の背景】【医療】【介護】【葬儀・お墓】【お金事情】【事前の準備】【生き生きとすごそう】
では、【終活の背景】から始めましょう!!
【終活の背景は・・・】
日本は、超高齢化社会でありながら、少子化、核家族化、地域とのコミュニケーション不足など関わりが薄くなっています。
「終活」を行うことで、残された方に迷惑をかけないようにすることがこれから重要となります。
◇高齢者の人口が増えている。
では、日本の今はどんな感じでしょうか?たとえば・・・
・65歳以上の高齢者世帯は2013年で44%、そのうち20%が一人暮らし。2060年には約40%の予測。
・DINKSやおひとり様も増加しています。
・人生100年時代。将来女性の平均寿命は94歳。
⇒日本は平均寿命と健康寿命との差が大きいのが問題。病院にいる時期が長い(延命治療)
*全国平均寿命⇒男性:81.09歳 女性:87.26歳
*全国健康寿命⇒男性:72.14歳 女性:74.79歳
・ピンピンコロリとはいかないのが現状。
・2020年12月に「栄養サミット2020」が東京で開催予定。(コロナの影響はわかりませんが・・・)
・厚生労働省⇒2020年度予算で、「健康寿命延伸に向けた予防・健康づくり」に1,500億円を計上。
・フレイル(虚弱)の段階での対応が重要となります。
*フレイル、認知症の一次予防を行った場合、2034年の60歳以上の医療費・介護費への影響は医療費に対して▲320億円、介護費▲3兆2,000億円。
◇一人暮らし、核家族化が増え、高齢者の不安が・・・
・サザエさんのような3世代家族は減少。
・頼れる人がそばにいない。
・病気などの健康不安。
・老化による行動の抑制。
・老後の資金不足。
・防犯対策・・・
【終活は、とても複雑・・・】
◇終活の準備状況は。
・前向き⇒73.6%
・しない⇒26.4%
前向きな人(準備をしている)でも、お墓、葬儀、エンディングノートの作成程度である。
⇒なにをするのか、問題や解決方法がわからない。
◇様々な問題が・・・
・大家族⇒核家族時代⇒無縁家族の時代。
・2035年には独身者が50%~ 2040年 死亡者数がピーク
・無縁死(孤独死)⇒年間約32,000人
・整理ができていないので、親族・血族へたらいまわしになる。
・家族のありかたが変化しています。 村⇒家族⇒個人
◇特に一人暮らしの高齢者は自分の最期も自分で決めておく必要があります。
これまでと違い、少子高齢化で子どもに迷惑をかけたくないなど考え方にも変化が・・・終活ブームの引き金になったといえます。
では、次回からは、具体的になにをすれば良いのを考えていきましょう。 まずは【医療】編となります。
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