『終活』の上級資格者が語る! 『終活』初心者に寄り添うお助けブログ゙! の第二弾となります。
今回は「医療」がテーマです。
「医療」においては、いわゆる「三大疾病」と、現代において今後大きな問題となる「認知症」に関して調べてみました。
三大死因(がん、脳疾患、心疾患)に変化が・・・
現代は医療技術の進歩で延命治療が行われ、多くの命が救われる時代になりました。
ただ医療技術の進歩で、「健康寿命」と「平均寿命」との乖離を生じることとなったのも現代の課題となっております。
健康寿命、平均寿命とはどんな違いがあるのでしょうか?
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間。(参考:要介護1以下)また平均寿命とは、0歳の平均余命、その年に生まれた子が何歳まで生きられるかという指標となります。
ちなみに現在の男性の平均寿命は81.25歳(健康寿命:72.14歳) 女性の平均寿命は87.32歳(健康寿命:74.79歳)となります。*平均寿命は2018年(健康寿命は2016年)
日本の場合、平均寿命と健康寿命の差が大きく、特に女性にその傾向があります。そのためどのような終末期を迎えるかが問題となります。

◇日本人の死因は。
現在、年間に約130万人が亡くなっています。その死亡原因は、いわゆる三大疾病に老衰が加わり、また肺炎も増加傾向となります。死亡原因の上位は以下となります。 (2020年は、新型コロナウィルスが世界的にパンデミックとなりました。)
1、悪性新生物(27.4%)⇒年間約37万人
2、心疾患(15.3%)⇒年間約20万人。
3、老衰(8.0%)
4、脳血管疾患(7.9%)
5、肺炎(6.9%)
6、不慮の事故(3.0%)
7、誤嚥性肺炎(2.8%)
8、腎不全(1.9%)
9、血管性等の認知症(1.5%)
10、自殺(1.5%)
11、その他(23.6%)
悪性新生物(がん)の部位としては、胃がん、大腸がん、肺がんが多くなっています。また、近年の傾向として、「肺炎」の増加があります。

◇がん治療の地域格差が問題に・・・
がん治療において、現在都市部と地方での医療格差が問題になっています。
たとえば、医院数において、全国約10万医院(歯科除く)の内、手術可能な医院は約6,000病院となります。
また医師数においては、全国約30万人の内、がん治療認定医約15,000人で、そのうちがん薬物療法専門医は約1,300人です。
また地方と都会では、病院数や医師数のみならず、医療情報などの格差が広がっている傾向があります。SNSやインターネットなどのネット情報での不確定な情報が氾濫しているのも問題となります。
◇がん治療の現状と変化。
現在すべてのがん患者は、約374,000人となり、罹患部位では以下の順位となります。
1位:肺がん(77,300人) 2位:大腸がん(51,600人) 3位:胃がん(48,500人) 4位:すい臓がん(33,700人) 5位:肝臓がん(28,100人) *2016年予測
がんの一般的な標準治療は、外科療法、放射線療法、化学療法、の組み合わせが主となりますが、その他にもさまざまな治療法があります。
・免疫療法⇒ワクチン、活性化リンパ球・・・
・ビタミンC⇒点滴、内服薬・・・
・栄養療法⇒サプリメント・・・
・代替療法⇒漢方薬、自律神経療法・・・

◇最新の治療法。
上記の一般的な治療法以外に、「重粒子線」治療があります。
これまでのX線は健康な組織も傷つけてしまうが、「重粒子線」は正常な組織を傷つけず、直接がん組織に照射します。
がん細胞のみにくっつく抗体に、遠赤外線を照射し細胞を破壊します。(免疫細胞が、がん細胞を攻撃)
認知症&MCI
現在「三大疾病」や「肺炎」などが死因の上位を占めていますが、今後大きな問題となるのが「認知症」患者の増加と言われています。
「認知症」は認識したり、記憶したり、判断したりする力が障害を受け、社会生活に支障をきたす状態のことを指しますが、その中で認知症予備軍をMCIと言います。
少し古いデータになりますが、認知症高齢者の推移の予測データがあります。

認知症の中でも、いわゆる「アルツハイマー病」が今後増えてくると考えられます。
≪アルツハイマー病とは≫
不可逆的な進行性の脳疾患で、記憶や思考能力がゆっくりと障害され、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われる病気です。ほとんどのアルツハイマー病の患者では、60歳以降に初めて症状が現れます。アルツハイマー病は、高齢者における認知症の最も一般的な原因です。この疾患は、アロイス・アルツハイマー博士の名前にちなんで命名されています。
◇認知症予備軍とされるのが、軽度認知障害(MCI)
軽度認知障害(MCI)とは、認知症の一歩手前の状態で、認知症における物忘れのような記憶障害が出るものの症状はまだ軽く、正常な状態と認知症の中間と言えます。
そのためアルツハイマー病によるMCIとは、アルツハイマー型認知症になる一歩前の段階と言えます。
アルツハイマー病によるMCIの主な症状は・・・
- 少し前に聞いたことを忘れて何度も確認を繰り返す
- 世間を騒がせた最近の大きなニュースの内容の記憶があいまい
- 数週間前の特別なイベントの内容があいまい(誰の結婚式、どこで開催されたなど)
- 少し前のことでも忘れてしまうことがよくある
アルツハイマー病によるMCIとアルツハイマー型認知症の違いを比較してみると・・・

◇認知症対策でWHO(世界保健機関)が推奨する12の対策
2019 年、WHO(世界保健機関)は、認知機能の低下のリスク低減に向けた初めてのガイドラインを発表しました。
認知機能の低下は、生活習慣の改善等によってリスクを減らすことで予防できるとし、運動や禁煙、栄養、アルコール摂取などの12のテーマをエビデンス、推奨レベル等で提示しています。以下、その抜粋を掲載します。

【まとめ】
「終活」を進める上で、健康に直結する「医療」に関しては、意識して情報を集めることが大切です。
日本人の死因の上位である三大疾病や、増える傾向のある肺炎などの情報や、家族の病因の傾向をつかんでおくことは大切なことです。
また超高齢化社会をむかえている日本においては、認知症予備軍(MCI)対策を意識した生活を推奨することが大切です。そして、日ごろからの予防や、また病気になった際はどうするかなど、家族で事前に考えておくは大切ではないでしょうか。
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